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まとめの誤差駅伝

2学期の、そして2011年の体育も今日でおしまいです。
2年生の体育では、誤差駅伝を行いました。

誤差駅伝は、チーム単位で勝負することは駅伝と同じです。
根本的に違うのは最も速かったチームではなく、設定したタイムに最も近かったチームが優勝ということです。

よって、予め前の時間に試走を行っておくと生徒たちも見通しを持ちやすくなります(時間が無い場合はタイムを指定して行うことも可)。
試走のタイムを個々人の設定タイムとし、チームメンバーの合計を求めた後、駅伝形式でレースを行いました。

当然ですが、時計の使用は禁止です。スタート前に回収します。
その代わり、次走者に襷が渡るときにこちらがスプリットタイムを伝えますので、生徒たちは計算さえすれば区間タイムを知ることができます。
チームに紙と鉛筆を渡しておけば、ささっと計算してしまいます。さすが中学生。

実際にやってみると、なかなか興味深いところがチラホラ。
まず、計算して区間タイムを求める姿です。
結果的に誤差が少なかったチームは、個々人の能力だけでなく、やはりちゃんと区間タイムを計算していました。
つまり、襷を受け取っても「どれくらいで行けば良い?」と叫びながらノロノロ走り、計算結果を待つのです。

そして何より興味深かったのが、いつも「マイペース」と言いながらも、心のどこかで足が遅いことを気にしていた生徒が、誤差3秒でゴールしたときの周囲の反応です。
「ええぇっ〜!!」という周囲の声と共に、その生徒が得意気な笑みを浮かべていたのが印象的でした。
最終結果も、そのチーム全体として設定タイムと6秒差という好成績をおさめました。

授業の終わりに「楽しかった〜」という声が聞こえてきました。
やって良かったなぁ。
長距離走もやりようによっては、もっともっとおもしろくできる。そんな手応えを得ることができました。

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