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第3回冬の研修会

メリークリスマス。
冬の研修会です。

体育授業研究会は夏にその大会が行われますが、一昨年から冬にも少人数でより濃密に話し合う機会を設けるというねらいで、冬にも行われるようになりました。
今日で第3回となりました。
本日の流れは以下の通り。

テーマ「ネット型ボールゲームの授業づくり」
  1. 開会の挨拶:内田先生
  2. 事務局より
  3. 実践提案「ネット型ゲーム(ソフトバレーボール)の授業実践」Tルオカ先生
  4. 活動Ⅰ:グループ討議「ネット型ボールゲームを考える」
  5. 活動Ⅱ:実技研修「ソフトバレーボール」Nガサカ先生
  6. 講義「ネット型ボールゲームの授業をデザインする」Fクガサコ先生
  7. まとめ
ただし、小学部会のメンバーは運営を兼ねるので8時に集合し、プログラムの綴じ込みや会場設営を行いました。

実践提案を元にグループ討議が行われましたが、これは先日の小学部会12月例会で検討したこともあり、流れ自体は分かりやすかった。
ところが、2軸4象限の図に貼って分類するときに、分類の基準となるものが話し合うメンバーによって異なっていたため、その擦り合わせに多くの時間を要することになってしまった。
コーディネーターが慣れていないと、分類するのは容易ではないのかもしれない。
論客が大勢いらっしゃることを考慮すれば、フリーで話す時間をもっと設けて頂ければ、参加者の満足度も増したと思う。

まとめの前の講義ではバレーボールを主としたネット型ボールゲームについてのお話を伺った。
正直に言って、難しいなぁ〜と思った。
提案の内容そのものだけでなく(私が球技音痴なせいかもしれませんが)、その後の議論も難しかった。

Yネムラ先生の「小学校ではバレーボールのおもしろさを伝えるべきなのか、ネット型ボールゲームのおもしろさを伝えるべきなのか、その辺りについてどのようにお考えか。」という問いから場が盛り上がった。
バレーボールのおもしろさとなると、子どもたちは、例えば文化的な意味や、連携のおもしろさを学ぶことになるだろう。
一方、ネット型ボールゲームのおもしろさとなると、そのおもしろさは何かという問いが生まれるし、授業者によってその答えは違う。さらに、単元の進め方も違う。

また、「ネット型で連携を学ばせるのではなくて、ネット型で連携のおもしろさを伝えることが大切である。」という言葉もあった。
おもしろさを伝えることと、学ばせることはアプローチは違えど、子どもが学習するという結果には変わりはない。しかし、授業者(または授業を観察する者)としては大きな違いがあるのだろう。

このように、どの立場に立ってものを言うかによって主張することが異なっていた。
個々の主張は、なんとなく同じ方向を向いているにも関わらず、細かいところは少しずつ違う。議論は確かに収束に向かっているのだけど…
「だけど」の後が出てこない。言葉にできないけど、それが難しく感じた理由だったのだと思います。
こうやって議論を経て浮かんだ考えを立証・検証する過程を通して、また新たな理論が生まれてくるのでしょう。とても刺激を受けた議論でした。

17時頃に閉会。
打ち上げ@福福屋。
愛知のHラ先生とたくさんお話させて頂きました。中学校の話とか、島の生活のこととか、前勤務校の話とか。一言に先生って言っても、いろんな環境が存在するものなんですね〜。

打ち上げを終えて、移動。
吉祥寺でラーメン@ZERO1
部会メンバーの中では比較的ご近所のKボくんと。

というわけで、クリスマスらしくないクリスマスでした。

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