Translate

七夕のアメとムチ

気づけば28歳になりました。
小さい頃は、七夕の短冊への願い事と、誕生日プレゼントが一度に手に入るんじゃないかとワクワクしたものです。
もちろん、短冊にはムチャクチャなことを書いていたんでしょうから叶うわけないんですが。

ところで、この日には織姫と彦星の物語がもれなくセットで付いてきます。
そして、多くの方にとっては「織姫と彦星が年に1度だけ会える日」という認識が強いのではないでしょうか。
しかし、実際のところは違います。
七夕伝説の真実はというと、同調査結果の発表資料では「結婚してもそれぞれが機織と牛飼いの仕事をまじめにすべきところなのに怠けてしまい、それを知った織姫の父が怒って仕事の責任をきちんと果たすように言い渡し、罰として二人を引き離した。ただし、年に一度だけは天の川を挟んで逢うことを許した」という厳しい話とのこと。 via ロマンチックなイメージが先行!? 9割超が織姫と彦星は「恋人」と誤解 | ライフ | マイコミジャーナル
この要約から分かるように、織姫と彦星の物語はロマンチックかどうかはあやしいです。

この物語に出てくる、織姫の父(天帝)はかなり敏腕な御方ですね。二人の求めるものを的確に捉え、最低限の報酬で十分な効果を得ています。
現代風にすると以下のような感じ。

織姫&彦星「チョー幸せ〜〜♪♪」
天帝「(なんだコイツラ…全然働かねぇじゃねぇか)」
天帝「ちゃんと仕事せぇや!もうお前ら別居だ!別居!」
織姫「本当に別居させられた…やる気でない…」
彦星「間に川まで流されたし…やる気でない…」
天帝「(コイツラまだ働かねぇか)」
天帝「ちゃんと働くならまた会わせてやってもいいけど??」
織姫「本当に!?働く、働く!!」
彦星「マジっすかぁ!?やります、やります!!」
天帝「(ククク…思ったとおり…年1回しか会えないのにな)」

ちょっとダークな天帝になってしまいましたが、天帝にとって織姫は娘です。
結婚していようがなんだろうが、子どもは子ども。正しい方向に導く責任があると言えます。
そう考えると、天帝は社会一般のオヤジです。
オヤジの言葉は子どもに大きな影響を与えるものです。
もしかしたらこの物語には「いくら今が幸せでも常に向上しないといけないよ。」というメッセージがあるのかもしれません。

…なーんて、全くロマンチックじゃない解釈をしてみた。

コメント

このブログの人気の投稿

クーパー走

保健の授業

Web時計つくりました