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学年末保護者会

今年度最後の保護者会です。
2年と4年が同時あったので、先に2年でお話をしてから4年に行きました。
お話の内容はこんな感じ。
2年と4年でほとんど同じような事を言ったので、たまたま2年に弟のいる保護者の方も一緒に4年に来たので「○○くんのお母さんには既にネタバレしていますが…」と先手を打っておきました。


私はまだ大学院生なのですが、先日、修士論文を書き終わりました。
何とか学生生活にピリオドが打てそうです。
この論文は大学を拠点としたランニングクラブについてまとめたものなのですが、ひとつ面白い結果が出たんです。
スタッフとか、場所とか、クラブそのものについては物凄く満足度が高かったのですが、一つだけ「もっとこうして欲しかった」という意見が挙がったんですね。

それは何かと言うと「個別指導をもっとふやしてほしい」というものでした。
つまり、「もっと私のことを見て!」という会員が多かったということです

私はこの結果と普段の子どもたちの姿を比べてみて、不思議だな~って思ったんですよね。
小学生なら「見て!見て!」って言うのは分かりますよね。
一方で、ランニングクラブにいらっしゃっているのは大人です。
大人でも子どもでも承認されたいという願いは変わらないんだなぁと思いました。

先日、2年1組の保護者の皆様に体育の授業をごらん頂きました。
そのときはマット運動をおこなったのですが、くるっと回った後に、サッとこっちを見るんですね(動きを入れつつ)。
言葉にはしなくても、目で「これで良い?」と問いかけているのです。
そこで「良いねー!」という言葉を受け取ることによって、子どもは「これで良かったんだ!」と安心して再び取り組むことができるんですよね。

お家に帰って「できなかった…」と言う子もいるでしょう。
子どもはできないことを見つけるのは、できるようになったことを見つけるよりも得意です。また、「ぼく(私)より○○くん(さん)の方が上手い。」というように、他人と比較してできていないと自分を低く評価することもよくあります。
そういうときは、「そうか~、残念だったね。」とまず共感してあげればいいです。
それから、「じゃあ何ができたの?」と問いかけてあげることで、「あなたはできていないんじゃなくて、ここまではできるようになったんだよ。」というメッセージを暗に送ることができます。
是非そういう声かけをしてあげてほしいと思います。

子どもが「見て!見て!」と言う時期は限られています。
あと数年…長くても中学校卒業くらいまででしょう。
いつの間にかそんなことは言わなくなっているはずです。
そうなる前に、たくさんほめてあげてください。
できるようになったことを、少しずつ積み上げていくことが大事だと思います。

1年という短い間でしたが、ありがとうございました。
あ~、緊張した。特に2年生の方はちょっと膝が笑っていました。

このお話は保護者の方から幸いにも好評を得ることができました。
お世辞がお上手ですね。
そういう褒め殺しのテクは私も学ばなければならないなぁと思いました。

今日の晩御飯
豚めし@松屋
 (だったかな。)

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