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第七砂町小学校研究発表会

前期に、ツイキ先生の授業で見学に行っていた学校の研究発表会を見に行ってきました。

5時起き。ちょろっとジョグ。
準備をしてから7時過ぎの電車に乗る。

第七砂町小って結構遠いんですよね。西国~亀戸(電車)、亀戸~第七砂町小前(バス)。トータルで1時間半弱ってところ。

学校に到着。どうやら顔を覚えられているらしい。ここの先生方はすんごいきちっとしとる。
今回の発表会のテーマは『自らすすんで学ぶ児童の育成 - めあてをもち楽しく運動する子 -』
珍しいなぁと思ったのが、全学年全学級が公開授業をするということ。それぞれの先生が研究している分野を発表するなら分かるんじゃが、テーマを見れば分かるように、運動という記述が含まれているので、もちろん全部体育です。
午前中は9時から3時間分見せていただきました。
2年「リレー遊び」、6年「鉄棒運動」、4年「ハードル走」です。

明らかに体育が専門ではなく、むしろ苦手なんだろうなぁ。という先生もいらっしゃいましたが、それでも上手く授業が回っていました。多分、とても丁寧に、かつ徹底して学習規律を身に付けさせているからだと思います。
それはどのクラスにも共通することで、公開授業とはいえ、全部が全部あの様に子どもがきっちり出来るってことだけでスゴイと思いました。

でもその代わりに、型にはまりすぎているという印象も覚えました。憶測ですが、何でその運動をやるのか分かってないという先生もいたのだと思います。準備運動と整理運動として、音楽や笛に合わせて柔軟とかストレッチをやってましたが、個人的には微妙だなと思いました。特に笛でやっている方は明らかに子どもの反応が悪かった。勢い殺して授業に入ってどうすんのって感じ。

6年生の鉄棒運動を見ていて、今時の子はこんなに出来ないんだなぁと思いました。誰かが「6年生で鉄棒運動を公開授業に選ぶなんて珍しい」なんて事を仰っていました。やっぱり現場では鉄棒に取り組むことが少ないんですかね。鉄棒の指導って面白いなぁって私は思ってるんですが。

昼休み。給食をいただく。カレーでした。
ツイキ先生と一緒にいると、周りにエライ人ばかり集まってくるので気が休まらない。挨拶し続けていた気がする。名刺持って行くの忘れてたのでちょっと気まずかった。ある先生に「名刺ぐらい作っとけ」と言われた。「すいません、作っておきます」とか言ってニコニコして流しました。
まぁ、でもお偉方の話を聞くってのは楽しいものです。いろいろ知ってますしね。にしてもやっぱ喋るの好きなんだな、先生って人種は。

5時間目。1年生「マット遊び」。
1年生の授業だけあって、保護者がモリモリ来ていました。
指導の場面で「手をしっかりつくのよ」と言っていましたが、ちょっと抽象的すぎる気がする。「ついてどうすんの?」ってきっと子どもは思っている。今の子どもは手をほとんど使わずに前回りをする。あんなのやってたらいつか首が折れてしまうんじゃなかろうか。

これで公開授業は終わり。休憩をはさんで講演へ。
その休憩中にアトラクションとしてマーチングバンドが披露されました。
正直、スゲー!って思いました。鳥肌立つくらい感動させられました。何で歩きながらそんな演奏できんの?とか、演奏してるのに足並みが揃ってるわ~とか思いながら見させていただきました。
この時に、この学校の学習規律が異常に良い理由が何となく分かりました。11月、12月とマーチングバンドの全国大会に出場するらしいですよ。
ちなみに演奏した曲は『Virginia 』Jacob de Haanでした。

この後、研究発表、リレートーク、指導講評、記念講演が行われ、閉会しました。
記念講演が結構面白かった。講師は東女体大の秋山エリカ准教授。『何も与えないという指導 - 自ら学ぶ大切さ -』。
一部紹介します。

あなたは1人で無人島に行きます。そのとき1つだけ持って行けるとしたら何を持っていきますか?
何を持っていくか人それぞれだと思います。
では、一人1つ持って行けるとして、無人島に複数名で行きます。そして、そこに友人が遊びに来ます。その時、あなた達はその持って来たものでおもてなしをしたいと思います。どうやっておもてなしをしますか?考えてみてください。
aさんとbさんの持って来た○○と○○を組み合わせて○○する、など回答は様々でしょう。しかし、皆が同じものを持っていたらどうでしょう。組み合わせておもてなしするということは出来ませんね。
つまり、それぞれが違うものを持つことに意味があるのです。競技の場で言い換えればそれはあなたの武器となるのです。生活の場では長所ということも出来るでしょう。
しかしながら、その長所は自分では気づきにくいもの。そこで、仲間内でラブレターを書きましょう。そこに書かれた内容があなたの武器となるはずです。自分は知らなかった長所が明らかになるはずです。

また、秋山先生は入部してきた子に必ず「あなたはどういう選手(人)になりたいの?」と問うそうです。(秋山先生は新体操の指導者)
「日本一の選手」「インカレ入賞」などこれまた様々です。「では、それを達成するために技術的には何をするの?」というのが次の問いです。そうすれば選手は必死に考えます。それらを列挙していきます。そしてそれらに取り組み、出来たことから線で消していきます。ToDoリストと一緒ですね。
でも、本当に大事なのはここから。普通、反省っていうのは失敗したことに対して行うが、成功したことについて行え。というのです。出来てしまったことについては中々反省しないものです。でもさらに上を目指すのであれば、むしろ成功したときの反省をするべきだということです。
っていうちょっと違った視点のお話が聞けました。

あ、そういえばサギシャン様にもお会いしました。また近々飲みに行きましょう。

17時頃に学校を出る。ちょっと長かったな。
帰りはツイキ研の現職の先生方4人と一緒に帰る。そういえば今日学生って俺しかおらんじゃん。
今日だけで先生方と結構仲良くなった。富山でおっちゃんというと次男坊を意味するらしい。ちなみに長男はあんちゃんなんだって。

18時半頃に帰宅。今日は疲れた。
23時過ぎには寝る。

今日の晩御飯
メンチカツ弁当@自宅
 (弁当食って、晩酌して…)

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