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研究発表会@竹早地区

ヨウヘイ先生の提案授業「マットコースへレッツゴー!」(3年)を見させて頂きました。

授業や協議から、2月の授業研究会に向けて刺激をもらいました。
協議の場では参会者の言葉から、その授業でどれだけ美味くなるかを見ていることがよく分かりました。
もう一つ、気になったのは協議会の進め方。
研究発表会ということで健康グループ(小学校体育と中学校保健)の提案でしたが、話題は明確に分けた方が良かった。

何はともあれヨウヘイ先生お疲れ様でした。

以下、協議の記録抜粋。

全体提案
小中で取り組む心の健康教育
人間関係を築いていく力を高める。
→主体性の育成
  1. 他者と上手に関係を作る能力
  2. 協力する能力(フォロワーシップ)
  3. 集団をまとめ導く力(リーダーシップ)
自立的に活動する能力
  • ルール・マナー・役割を理解して取り組む力
  • 自分のめあてをもって取り組む力
  • 自分の計画を作り実効する力
  • 状況を判断して行動する力

授業者自評
自立的に活動する力をねらいとしているが、多様な集団で活動する力を関連させることを意識。
料理であればメインディッシュが必要。側転を提示。
バランス系、前転系、後転系などを提示。
技が増えれば増えるほど、教えあいが難しい。
マットコースという名前に縛られたところがある。3枚ではなく2枚でとも考えたが、子供達は組み合わせを楽しんだ。
半数以上が前回よりも意欲を高めた。
単技だけでなく、連続技での教え合いも進んでいる。

協議

参会者A:マット運動について。青グループを中心に見た。言葉掛けがたくさんあった。普段から先生から声かけや、資料を提示しているからそれが実現していたのだろう。
青4の子ども。あまり技能の上達はなかったかな。意欲はあった。指導の手だてが必要では。
青1の声かけは多かったが、青4が青1に声をかけることはできなかった。学び合いと言えるだろうか。学び合いの手だて。見る視点を揃える。
基本的な技に取り組んだ上でという記述がある。連続技への指導者の思いを聞きたい。

参会者B:側転のスモールステップはどのように指導されたのか?見る視点を言えるようにすると良い。

参会者C:お手伝いの方法の指導について

参会者D:失敗は成功のもとという声かけ。青3の子は佐藤先生がくるとはりきる。教え合うことも大切だが、幼い子もいる。教師が褒めて育てる部分も必要では。

参会者E:橙7が最後に演技したとき、青から「おしりが近いよ!」青が最も見ていたということだと思う。先生がそれを拾って欲しかった。

授業者:自分から教えることができない子がいるのは確か。できる子とできない子がペア、ペアペア(4人組)になっている。
青4はなかなか体が上がらない。川とびから。
技の種類が多いため、お手伝いの指導はできていない。グループに回りながら声をかけている。
基本的な技ができてから組み合わせに取り組むべきというのは仰る通りだと思う。しかし、単技には興味がなくても、組み合わせを楽しむ子もいる。

参会者F:ルール・マナー・役割を理解して取り組むのが自立につながるとあったが、始まりや終わり、準備や片付け、見る位置の指導はあったか?
裸足と上履きがいたが、これには意図があったか?

授業者:マットの上でやる子は一人しかいない。合図については特に指導していない。
裸足、上履きについては、靴下は滑るのでどちらかにした。
逆立ちは見る視点を次時から投げかけていきたい。

参会者G:自立的に関わる。個人種目と集団種目など、他者の捉え方やペアの作り方が変わると思うが、先生の考えは?

授業者:技能的な面でペアを組んでいる。

参会者A:側転をメインディッシュにした理由は?自分ならスモールステップの場を用意して、そこに同じ課題を持った子どもが集まるようにする。

参会者H:ゴールイメージは?マット運動でどんなことを身につけさせたいか?

参会者I:公立から見ると、非常によくできているお子さんだと思った。そこまでの引き上げはどうやったか?自主性がAだった子どもはどんな子どもか?

授業者:側転は高学年になると体が大きくなって難しい。ゆえに3年生から。側転なしでやった実践は盛り上がりに欠けた。
ペアから場をつくる。場づくりも工夫できるようにした。
3年生のマットで身に付けてほしいのは、「自分のめあてをもって取り組むこと」。広く浅くという面はある。
個人的にはあまりマットが好きじゃない。楽しさを味わうことを重視した。4年生になってまたやりたいという姿を期待している。
課題をつかめて、課題に向かっていく子どもがAになると考える。
技能的なところだけで取り上げていくと、取りこぼしが出てくる。子どもたちの良さをたくさん捕まえるようにしている。


講評 松田先生
カリキュラム研究について。
附属は指導要領に従わなくて良い学校。研究のため。
竹早では、体育でなく健康のように、横の区切りも新たに考えている。
コンピテンシーを視点に研究を進めている。
つながりをもって2つの授業を考えると、つながりをもって話を聞く。中学は集団の中で。
カリキュラムを研究すると、なぜ教えるんだろう?ということを考えることになる。
子どもの側でもなぜ学ぶのかを明らかにしていくことが、主体性をもって学ぶことになる。

マットの授業について。
他の人の言葉を聞く。
めあてをしっかり持つ。体育でよく使う。一方で難しい言葉。めあてにもレベルがある。
3年生なので、マットって楽しいという思いさせたいというのはカリキュラム的にも大事。
中学でマットは本当に難しい。できていたこともできなくなる。身体の変化もある。
自分でめあてをもってできるようになると、すごく面白い。非常に成功していたと思う。
青4は後半になるとほとんど参加していなかった。前半はまだ自分のめあてがあった。後半は難しいと思われた。ぐるんぐるんと、3年生は技を3つ変えながらうまくつなげられる?ならば成功しているかどうかはわかりやすい。でも、間にバランス技があると成功しているかどうかわかりにくい。バランス技と、マットの形は次への課題。
指導要領に戻るが、特性に応じて技能を身に付けるという記述がある。身に付けさせたいのは、生涯にわたってスポーツに親しむ力。
遊びの要素を含んだ運動。やってみて、できる?できない?を体の動きと一緒に行われていなかった。これが今までの反省。子どもからみた特性と運動の特性が一致することが大切。

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