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校内研 社会

昨年度から始まった試み。
それは実習生に研究授業の様子を見せるというもの。
しかしながら、昨年度は授業の様子を公開するに留まっていました。
今年は更に一歩踏み込んで協議会もということになりました。

5年生の社会科で、自動車工業に関わる単元の導入部分を見せて頂きました。
導入として利用されたのは、コンビニのおにぎりのラベル。
1学期に学習したラベルを読み込む学習を利用し、同じ日に買ったおにぎりに消費期限の違うものがあることに気づき、そこから流通、更には車につなげていく…という大胆な構想です。

斬新な提案ですから、当然そこが突っ込まれます。
実習生が見ていることもあり、意図的に子どもの発言やつぶやき等を拾い上げ、事実を元に議論するという形をとるように努めました。

授業者はコンビニを子どもたちにとって身近なものだと想定していたが、思った以上にコンビニは身近ではないのではないかという発言がありました。
私もそう思います。
授業中、ある子どもが「おにぎりって消費期限あるんだ」とつぶやいていました。
おにぎりは食べ物だからいつかは腐るっていうのはわかるだろうけど、どれくらいで食べられなくなるのかなんて知らない子がほとんどでしょう。
消費期限の概念が無い子どもたちに、消費期限の違いに焦点を当てさせるのは無理があったかもしれません。

それでも、教師の出によって注目させることはできます。
しかし、その時に取り上げた子どもはバーコードにこだわったのです。
バーコードにはいろんな情報が詰まっている。
それは確かに知っている。
ところが、その知識はあまりにも曖昧であり、ごく一部の子どもしか議論に参加できない状態でした。

普段から実習生に、教師の出と子どもを待つことについて散々指導するのに、やはり研究授業の授業者になると難しいのですね。
このセリフ何回も書いた気がするけど…
本当にそうだから仕方ない。

講師のKバヤシ先生がひとつネタを紹介してくださいました。
「バスには鏡が何個ついているでしょう?」
そう言って考えさせます。
そして、バスの前の部分だけ写真で見せ、「これだけでも◯個あるね。」と言って授業を終えるのです。
10分ほどです。

するとどうでしょう。
次の日に、子どもたちが「先生!鏡は◯個あったよ!」と口々に言うのです。
こうやって子どもたちは意欲的に車の学習に向かっていく準備をしていくというものでした。
また、Kバヤシ先生はよい授業として以下のようなことを仰っていました。
よい授業は、子どもたちが同じ立場で考えられる授業(誰かが有利だったり不利だったりしない)。
更によい授業は、先生も一緒に考える授業(どうしてだろうなぁ?と先生も一緒に考える)。
今後の授業づくりに生かしていきます。

実習生指導を終えてから打ち上げ@福福屋
炭水化物が足りなかったのでラーメン@函館や

Mツモト先生、本当にお疲れ様でした。

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