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前期実習生の初授業

毎度思いますけど、実習生さんは優秀ですよね。
少々の指導だけで、指導案はきっちりしたものを作ってきますし、日誌の観察部分もよく書いて来ます。

そんな優秀な学生さんたちですが、授業ってやっぱり難しいんですね。

放課後に授業の協議会をしていた時のことです。
とりあえず皆さんで話しあってみてください。と言って、私は聞き耳を立てながら実習日誌にコメントをつけていました。

ある学生さんが、ひとしきり授業の反省を述べた後、ぽつりとこんなことを言ったのです。
「こんなにできないと思わなかった。」
顔は笑っていました。

すると、その言葉引き金になったのか、涙がこぼれ落ちたのです。

我々教員が普段何気なくやっている行動というのは、気をつけてやっていたから、そのうち自然とできるようになったという行動が大半を占めていると思います。

子どもの言葉を受け止めてあげるとか、準備ができるまで待ってあげるとか、本当に何気ないことなんだけど、そのタイミングを逃すと全く上手くいかないものですよね。
対大人に慣れている大学生が、いきなり対子どもに慣れるというのは難しいのかもしれません。

何でもそうですけど、いきなりできるわけないのです。
失敗したことが明確だったら、次はそれを直せば良いだけです。

教師の役者としての部分をどのように発揮すれば良いか。
次回の授業でぜひ見せてもらいたいと思います。

「これ以上悪いことはない。」
落ち着いてから、そう言った実習生さんの顔は心なしかすっきりしていました。
明るくなったようにすら感じます。
来週の様子に注目です。

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