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意図しない言外の意味

体育でやっている陣取りゴール型ゲーム(トッパゲーム)もクライマックスを迎えました。
なんだかんだで上手くなりましたよ。ホント。

まぁ、それでもトラブルは起こります。

最後の最後で負けたチームの子が、勝ったチームの子に「うざい」って言ったらしいんですよね。
この場合、「言っちゃダメでしょ」だけでも良いと思います。
言って良いことと悪いことがあるのを知るのも必要ですから。

でも、今日は違う切り口で話しました。

本当に相手をうざいと思っているのか?
負けなかったらうざいと言ったか?
負けてしまったことが悔しくてそんなことを言ったんじゃないか?

そもそも、ずっと勝ち続けるゲームは楽しいのか?
勝ったり負けたりするのがゲームではないのか?
相手がいないと勝ったり負けたりもできないのではないか?


そうであるならば、うざいのは自分自身じゃないのか?
負けてしまった自分ではないか?
その悔しい気持ちと相手への悪口を一緒にしていいのか?

今日の「うざい」は、本当に相手に対する悪口だったのかもしれません。
でも、本質的には相手がイヤだから言っているわけじゃないですよね。
休み時間では仲良く遊んでいるのが良い証拠です。
だからこそ、ぱっと発せられる短い言葉だけのコミュニケーションに不安を感じます。

「ムリ」
「うざい」
「ヤベェ」
こんな言葉って嫌です。
その一言で全て片付けてしまって、結果的に誰かを傷つけたり、迷惑をかけたりする。

言外の意味を読み取るという日本人的な感覚は悪いことだとは思いません。
相手の気持ちを推し量ることは、相手のことを大切にすることにもつながるからです。
でも、意図しない言外の意味が相手に伝わる可能性があります。
そのことを、子どもたちには理解してもらいたいなぁ。

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