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研究発表会@大泉小

大泉小の研究発表会に行って参りました。
平日ですが、うちの学校はお休みです。

9時頃に大泉に到着。
生憎の天気ですが、ぞろぞろと参会者が受付に集まっていました。

今回の研究の全体提案を聞く為に体育館へ。
yskがいそいそと働いておりました。ご苦労様です。

今回の研究のテーマは

国際社会に活きる「豊かな学力」の育成(第1次)
今、コミュニケーション力を問う!
―言語活動の充実をめざして―

ということで、タイトルだけ見れば新学習指導要領に対応したものですね。

1日の流れは、全体提案のあとに公開授業Ⅰがあり、生活団の活動、昼休み、公開授業Ⅱ、分科会、パネルディスカッションとなっておりました。

うちの学校とは考え方が違うからかもしれませんが、公開授業についての協議会が無いのはとても残念でした。

例えば、公開授業Ⅱのダンスでは男女が何のためらいも無く、手をつないで踊っていました。授業中だけならまだ分かりますが、授業の前から自分達で練習をしている姿を見れば
「何で5年生にもなってこんなダンスの授業が成立するんだろう?」
と疑問に思いませんか?
この活動が成り立つには、子ども同士の関わりもありますし、子どもと先生との関わりもあるでしょう。つまり、子どもたちと先生が作ってきた学びの履歴だったり、クラスの風土が深く関わると思うのです。
言うなれば、
「あいつはとても足が速い。特別な練習をしているに違いない!」
と決めてかかるのではなく
「いや、普段の生活からきっちり作り上げているから速いんだ。」
と考えるのと一緒です。
そう考えると、相手に聞きたいことは
「どんな練習をしているのですか?」
だけじゃなくて
「どんな生活をしているのですか?」
というのも聞きたくなるはずです。

だからこそ、協議会という場をもって、先生に子ども達と作ってきた学びを語って欲しかったなぁ。と思うのです。

ついでに残念だったことをもう少し。
もう少し分かりやすくする為に、文言の整理をした方が良かったんじゃないかなと。
例えば紀要のp.94にある「コミュニケーション力育成には、学校教育の中で「基盤」をベースにして(略)」という言葉が出てきますが、基盤とベースってほとんど意味同じですよね。
研究の成果としてバーンと載せる「売り」の部分ですからね。もうちょっと工夫が欲しかった。
また、参会者にも突っ込まれていましたが、研究仮説は当たり前のことを言っているだけではないかという気もしました。
ただ、第1次の研究であることを考えれば、今回はコミュニケーション力の育成をも学校が担わなければならない状況になりつつあるのだという警鐘として捉えることもできます。
次回以降に期待しております。

反対に良かったところは、子どもの姿ですね。
これが全てと言っても過言ではないので、今回は来て良かったかなと思えます。
コミュニケーション力を問う!と言うだけあって、聞く姿勢が良いですね。静かに聴いていました。
うちの学校の子にも見習わせたい(笑)

あとは良かったというか、面白かったこと。
この研究では、コミュニケーションの基盤を「人と関わる有用性」「自己肯定感」「トレランス」としていました。
2つ目までは良いとして、なぜ3つ目に「トレランス」。なぜ横文字。
人とコミュニケーションをとることは我慢も伴いますよね。間違いないです。
しかし、この学校が「トレランス」と打ちだすと、やっぱりね~。という感じで面白い。
ある筋から聞いたところによると最初は「忍耐」だったとか。そっちの方が更に面白かったんですがねぇ。いろいろと葛藤があったようですね。

今日はほとんどユメさん(元ムロ☆研)と行動を共にしました。
こういうところで知り合いに合えると嬉しいですね。

今日の昼御飯
カレー@ランチルーム with 職場の先生方
 (同じグループ会社である我々には食事が用意されておりました。厚かましいと思いながらも3杯いただきました。ご馳走様でした。)

今日の晩御飯
ミックス弁当@自宅
 (春巻きとかハンバーグが入ってました。)

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