Translate

7つの大罪

実習生も2週目に入ってきて疲れてきたのかな。
20時を越える頃になると、指導案とは直接関係ないことまで聞いてくる。

実習生は「幼少児に劣等感を味わうことはその後の人生に負の影響を与えるのではないか」ということを問うてきました。
私は一概にそうは言えないと思います。
なぜなら、劣等感を味わうことが嫌で頑張るかもしれませんし、劣等感を味わうからこそ「なにくそ!」と発奮する可能性もあるからです。
また、大人になるということは、より専門科していくことだとすると、劣等感を味わう分野については諦めることになるでしょう。それは同時に自分が専門として選ぶものを絞り込むことでもあります。つまり、劣等感は人生の岐路に立ったとき、選択を促すものにも成り得ると言えるでしょう。

そんな話をして、実習生が帰った後、Kシノ先生に教員室でこんな話を聞きました。

7つの大罪があるでしょう。
それらは、人間にとって良くないとされているものです。
でも、「あの娘にモテたいから容姿を磨く」とか「お金持ちになりたいから仕事に打ち込む」といったように、その欲があるからこそ、それを満たすために努力することもあり得る。
要は、その罪をどうとらえるかですよ。

七つの大罪(ななつのたいざい)とは、キリスト教の用語。七つの罪源とも呼ぶ。「罪」そのものというよりは、人間を罪に導く可能性があると見做されてきた欲望や感情のことを指す。
七つの大罪は、4世紀のエジプトの修道士エヴァグリオス・ポンティコスの著作に八つの「枢要罪」として現れたのが起源である。八つの枢要罪は厳しさの順序によると「暴食」、「色欲」、「強欲」、「憂鬱」、「憤怒」、「怠惰」、「虚飾」、「傲慢」である。6世紀後半には、グレゴリウス1世により、八つから現在の七つに改正され、順序も現在の順序に仕上げられた。「虚飾」は「傲慢」に含まれ、「怠惰」と「憂鬱」は一つの大罪となり、「嫉妬」が追加された。via 七つの大罪 - Wikipedia

概ね私の言ったことと一致しているかなと思います。
さて、明日からは先に指導案を仕上げてからお話の時間にしましょうね。

コメント

このブログの人気の投稿

クーパー走

保健の授業

Web時計つくりました