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小学部会5月例会

今回は、夏の授業研に向けてベースボール型の実技を含む勉強会となりました。

シンドー先生の提案です。
先生としては、サトシ先生の実践であるバットレスボールから、打撃のあるベースボール型のボールゲームに移行したいようです。更に、かっ飛ばす気持ち良さを伝えたいというねらいがあるようでした。

シンドー先生は野球経験者なので、バッティングにこだわりがあるのはスゴくよく分かります。
しかし、バッティングを導入することによって、不確実性が損なわれることを指摘されていました。
つまり、進塁できるかどうか分からないという不確実性は、バッティングの技術が保証されていることが前提であって、その技術を持たない者にとっては、確実にアウトになってしまう状況を作り出すということです。
子どもは、できるかできないか分からない状況にわくわくするのですから、不確実性が無いゲームにわくわくするとは思えないですよね。
しかも、それが間違いなく失敗するという確実性を持っているとしたら…

バットレスボールは、進塁することに焦点を当てているからバットが無い。
「ボールと私、どっちがベースに着くのが速いかな?」という明確な目的を子どもが持つことができる。
ところが、そこにバッティングが介在し、更にかっ飛ばす気持ち良さを求めるとすると、目的が分断されてしまうように思われます。
かっ飛ばすというのは、「いかに遠くに飛ばすか」であって、「進塁のため(または点を取るため)にいかに打つか」というのとはちょっと違いますよね。

今日の会は面白かったけど、難しかったなぁ。
協議はウチダ先生の「アウトの意味って何?」から始まったのですが、この「意味」を本当に自分は考えて授業できていただろうか?って考えさせられた。
小学校の授業で教えているのは競技スポーツではありません。
それにも関わらず、ついつい競技スポーツのルールにとらわれてしまいがちなのではないか。
「意味」を考えずに、こういうものだと決めつけて授業を進めると、子どもたちに根付いていかないだろうし、子どもたちにとっても学習にならない。学習じゃなくて部活とか訓練とかと一緒になってしまうんじゃないだろうか。
いろいろと考えさせられました。

自由が丘の鳥良で打ち上げ。
歓送迎会のときにもらったクーポン券が役に立ちました。

ラーメン食ってから帰る。
最近、飲み会の後のラーメン率が高まっているような…

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