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また授業したくなるとき

担当している実習生が2回目となる保健の授業をやりました。
実習生の保健は2回でお終いです。
放課後に、その協議会をしているときのことでした。
「もう一回、授業したいです」

その理由を問うてみました。
「うまくいかなかったから」
「次はもっとうまくできると思ったから」
ああしていれば…こうしていれば…と、概ね後悔とも受け取れることを言っていました。

しかし、実際は後悔だけではないと思うんです。
実習生たちは授業をしてみて、何らかの成果を得ることができたから、次も授業をやりたいと思ったのではないでしょうか。
私の目から見ても、自分の用意した教材に生徒たちが食いついた時は楽しそうに授業をしていました。実習生にとっての成果は生徒たちの反応に現れていたことは明らかです。

何か行動を起こすと、事後にその行動を振り返れば、必ず成果と課題を見出すことができると思います。
そして、人が再びその行動を実行したいと思うときというのは、少し多めの成果と、解決への見通しが立つ課題が残ったときだと思うのです。
(もちろん色んな場合があるでしょうけど、あくまで私見ということで…)

もう保健の授業が無い状態で、実習生がもう一度授業のチャンスを欲しがる状況をつくるのは良くないと考える方もいらっしゃるかもしれません。
でも、私はこのくらいの状態で丁度いいと考えます。

「これでいいや」と思って思考停止されるより、「ああしていれば…」と後悔して、次のことを考えるほうが現場に出たときに役立ちます。
授業づくりには終わりがありませんからね。

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