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研究発表会@竹早地区

竹早地区の研究発表会は、前回からわずか7ヶ月しか経っていないので、準備するのが大変だったと思います。
天気も悪く、体育授業的には厳しい面もありましたが、今回も大変勉強させて頂きました。

午前中は公開授業が2本ありました。
健康グループを2本見ようかと思ったのですが、先日私の研究授業を見て下さったモリタ先生の人間(総合)の授業があったので、1本は体育を、もう1本はそちらを見に行くことにしました。

1時間目の体育は、ヨウヘイ先生のフラッグフットボール。6年生での実践でした。
私自身、初めてフラッグフットを見させて頂きましたが、何となくラグビーとは違うんだな〜と思いました。
ラグビーやっている人は全然違う!と仰るでしょうけど、私には攻守交代で、前パスがあるってことぐらいしか分かりません。
授業の様子は、子どもたちがチームでよく作戦を立てていて、状況に応じて作戦を変えている様子が見られました。ハドルがきっちり機能していたように見えました。

2時間目。人間の授業では、「小さいころのわたし」というテーマで行われました。
本時では子どもたちの小さいころの写真を用いて、これは誰かな?といったクイズをしたり、お母さんからの手紙を読み聞かせてもらって、それに浸るような活動がありました。
これらの活動を通して、自分が大切にされている存在なんだと気づくことをねらったものと思われます。
子どもたちの発表の内容からは、友だちのお母さんの話であっても、それを自分の事として変換できる子もいれば、面白い話だけにとらわれてしまい、ねらいとしているところに近づいていかない子も見られました。後者は特に男の子が多かったように見受けられます。
また、準備の面から見ると、予め家庭環境を把握しておく必要がある上、保護者への負担も少なくないことが懸念されます。
しかしながら、子どもたちの様子を見ると、興味をもってお話を聞いていますし、とても落ち着いた雰囲気も感じられ、魅力的な教材であるんだなと感じました。

授業の後は昼休憩。
フーちゃんと一緒に食べました。
附属関係にはお弁当が出ます。
弁当に同じおかずが2つ入っていました。私だけ…
新手のいやがらせです。

午後は協議会。
授業ごとに行うのではなく、グループごとだったので健康グループに参加させて頂きました。

もう一つの授業を見ていなかったのでイマイチ話にのっていけませんでした。
というか、提案のリーダーシップとフォロワーシップを育てるということ自体に違和感を覚え、ずっと考えていました。
「そもそも、体育科でそれらを育てる必要があるのか?」というのがひとつ。
そして、「それらはねらいではなく、例えばフラッグフットボールの学習内容を明確にして学ばせることができれば必然的に育つものではないのか?」というのがひとつ。
また、「それらをクラスという集団の中において、子どもに見せることができるのは教師であり、教師が子どもの鏡として明示しているからこそ身に付くものではないのか?」というのがひとつ。

今回の提案は桁が大きかった気がします。
リーダーシップとかフォロワーシップというものは、生活場面で育てることが可能というか、普段から指導しないと育つものではないと思います。
「友だちのお話を聞きましょう。」
「どうやったらこの問題を解けるかな?」
そんな声かけをし続け、必要に応じて発表や活動の場を設けてあげる。そうやって徐々に育まれているのではないでしょうか。

だから、個人的には「この教材の学習内容は○○であり、それをより良く学ぶためには○○という手だてが必要である。ゆえにこのような授業になった。」という形で示してくれた方が分かりやすかったかなと。

今日の研究発表会は、「この授業でどこまで主張できるのか?」という大事な視点を与えてくれました。
自分のこととして受け止め、今後の実践に生かしていこうと思います。

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