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授業研 冬の研修会

授業研として冬に研修会を行うのは初の試みです。
ウチダ先生も不安なことがあったと思います。
でも、開催地の責任があります。
ウチダ先生は運営だけでなく、きっちり提案もされました。
志す会のときと同様の内容であったとはいえ、本当にお疲れ様でした。

今回のテーマはベースボール型のゲームに焦点をあてたものとなっていました。
午前の部は、実践報告を2本聞いた後に、グループごとに「報告にあった子どもたちの次年度のカリキュラムを考える」ということになっていました。
午後の部は、実技研と講話です。

香川のオショー先生と大阪のKキウチ先生の報告は大変興味深いものでした。
トスバッティングをする時に、ある言葉をリズムよく言いながらスウィングするだけで、面白いようにバッティングが上手くできるというものです。
これは実際に見ないと分からないと思いますが、「はい、どーぞ。」というかけ声に沿って体を動かすのです。
トスをする人は、「はい」で手を前に、「どー」で手を後ろに、「ぞ」でリリースします。
バッターは、「はい」で上体を後方に捻り、「どー」で前方に捻る、そして、「ぞ」で後方に捻って溜めを作ります。
「ぞ」でリリースされたボールは、1テンポ遅れてバッターに届きます。
ゆえに、「はい、どー、ぞ、(カーン!)」という見えない4つ目の言葉で打つのです。

オショー先生はこの実践を見たときに、余りにも子どもたちがポンポン打っていたことに驚きを隠せなかったようです。
Kキウチ先生の学校は、ベースボール型の6年間を見通したカリキュラムを持っているとはいえ、確かにこれはスゴイことだと思います。

サトシ先生が発案したバットレスは、打てない子もベースボールを楽しめるという点で秀逸です。
しかし、打てるのであれば打った方が面白いと思うのです。打った時の爽快感って何とも言えないものですしね。あくまで個人的にですが。

また、「型ベースの指導でどこまで教えれば良いのか?」ということがまだ不明確であることから、戦術を追求することは、子どもにとって楽しいものに成り得るのかという問題もあると思います。これは複雑な戦術が多数見られるベースボール型にとって、根の深い問題ではないでしょうか。
更に、小学校段階でバッティングを敬遠しても、中学校ではソフトボールがあります。そう、そのうちバッティングに向かい合わなければならない時が来るのです。
そのときはそのときで良いのでしょうか。適時性から外れれば習得は困難であることも予想されますから、一概に先送りしていい問題であるとも言えないと思います。

午後の実技研では、実際に「はい、どーぞ」でポンポン打っている姿を見て、ちょっと子どもたちにもやらせてみようかなぁと思ってしまいました。
それくらいハマりそうな気がします。

17時過ぎ。
盛会のうちに終わることができました。
一部からは、ちょっと固いから、もっとアットホームな感じで良いのではというお話もありました。次回には改善できると良いですね(どこが請け負うのか分かりませんが)。

打ち上げ@金の蔵jr.
2009年は本当によくお世話になった。おそらく来年もこの店にはお世話になることでしょう。

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